子育てには必須の哺乳瓶。
でも、どんな物を選べば良いのか迷いませんか?
サイズや材質など、選択肢も多いので
なかなか大変ですよね。
そこで私の実体験も含めて、選び方のコツや
哺乳瓶に関する疑問などをまとめてみました。
参考になりましたら幸いです!
こんな悩みや疑問についてまとめています
・哺乳瓶の選び方のポイントは?
・ミルクに泡が立っているけど大丈夫?
・ガラス製とプラスチック製、どっちがいい?
・おすすめの哺乳瓶は?
哺乳瓶に関する疑問
ガラスとプラスチックどちらが良い?
ガラス製とプラスチック製の違いをまとめてみました。
ガラス製 | プラスチック製 |
傷がつきにくい | 傷がつきやすい |
割れやすい | 割れにくい |
重め | 軽め |
汚れが取れやすい | 汚れが取れにくい |
臭いがつきにくい | 臭いを吸着しやすい |
家での使用に向いている | 外出に向いている |
消毒方法が豊富 | 不可能な消毒方法がある場合も |
また、ガラス製の哺乳瓶は熱伝導の良さも魅力。
そこで、
・産まれたてでまだあまり外出しない時期
→ミルクを適温に調節しやすく
清潔に保ちやすいガラス製を使う
・成長してきて、赤ちゃんの行動範囲が
外へと広がって来る時期
→軽量で割れにくいプラスチック製を使う
こんな使い分けもおすすめです!
ミルクに泡が立つのは何故?
「赤ちゃんがミルクを飲んでいる時の泡が気になる!」
…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
哺乳瓶の乳首には、先端以外に通気の為の
穴が2つ開いているものがあります。
我が家で愛用している、ピジョンの
母乳実感哺乳瓶もこのタイプでした!
このタイプの場合、2つの穴から空気を取り込む事に
よってミルクが出る仕組みになっているようです。
泡が発生するのはこの仕組みによるもの。
これは一般的に
「きちんとミルクを飲めている証拠」
とも言われています。
最初のうちは、哺乳瓶の中に沢山の泡が溜まることに
びっくりしてしまうかも知れませんね。
私自身、初めは「洗剤が残ってる!?」と思って
物凄く焦りました…。
逆に、このタイプで泡が発生しない場合は
・乳首のつぶれや変形が起きている
・空気穴にミルクかすが詰まっている
…等の理由で、
赤ちゃんがミルクを上手く飲めない状態になっている
可能性があります。
当初、なかなか飲み進まないので
くわえているのを外してみたら乳首が潰れてた!
という事がよくありました…。
そんな時は、
・キャップを閉めすぎていないか
・乳首のサイズが赤ちゃんに合っているか
・空気穴は汚れていないか
このあたりをチェックしてみて下さいね!
乳首のサイズアップの目安は?
発達に合っていない多過ぎるミルクの流量は、
赤ちゃんの呼吸に負担をかけることになってしまうのだそう。
ミルクを飲む時、
・途中で疲れたように眠ってしまう
・飲み残しが多い
・飲もうとするが乳首がすぐ潰れてしまう
…等の様子が頻繁に見られる場合は、
サイズ変更を検討しても良いかも知れません。
単純に乳首が古くなって変形したり傷が入ったりして、
それで飲みづらい場合もあります。
我が家でも、よく見たらミルクの出て来る部分が
少し裂けている…なんて事もありました。
こまめに状態をチェックして、赤ちゃんが
安心してミルクを飲めるようにしてあげましょう!
ちなみに、以下のケースもサイズ変更の目安となります。
・飲むのに想定よりも時間が掛かる
吸う力と穴のサイズが合っていないのかも知れません。1つ上のサイズの乳首を検討してみましょう。
・口からあふれて来る、むせる
飲むペースに比べて、出る量が多い状態が考えられます。
この場合はサイズダウンを検討しましょう。
赤ちゃんそれぞれのペースがあるので、
様子をよく観察する事が大切です!
乳首がへこんでしまうのは何故?
なかなか飲まないな…と思って、口から一旦離すと
乳首が潰れている!という事があります。
もう壊れた!?と思って焦りました…
この場合、可能性としては以下が考えられます。
・通気孔にミルクかす等が詰まっている
・赤ちゃんの吸う力が強く乳首と合っていない
・蓋をきつく閉め過ぎている
潰れていると、上手く飲めていないことが多いので
まずは上記をチェックしてみましょう!
ちなみに、いつしか娘は乳首が潰れていると
口から離して指を差し文句を言うようになりました!
完母でも哺乳瓶は必要?
・母乳はすぐに充分な量が出るとは限らない
・実家や友人等に預けたい時に困る
・体調不良時は授乳の余裕が無い事も考えられる
このような面を考慮すると、1本の用意も無い!
というのは少し不安かなと思います。
特に母乳が安定して出るようになるまでの
夜中の頻回授乳は、産後の身体ではかなり大変な場合も。
更に、母乳の出が多くなく
赤ちゃんの体重が増えないケースでは、
後からミルクを足す必要があるかも知れません。
そして、私が最も気になるのが
・災害時は精神的なストレスから母乳が止まるリスクがある
ということ。
これに関しては、いつどういう状況に陥るか
私たちでは予測も出来ません。
緊急時は何が起こるか分からないので、
事前の対策は大事です!
「体調不良になったらどうしよう」
「災害が起きたらどうなってしまうのだろう」
哺乳瓶を持っておかないことで、
毎日そんな不安を感じながら過ごすとしたら、
ママの心や体にとっても良くありませんよね。
もしもの時の赤ちゃんの為にも、
最低限1本は持っておくことをおすすめします。
哺乳瓶と一緒に以下のアイテムも揃えておくと更に安心です!
・粉ミルク
・除菌消毒や保存が出来るケース
我が家で使っていた物もご紹介しておきますね!
明治の粉ミルクほほえみは、
私が入院していた産婦人科でも使われていて
何だか安心感がありました。
赤ちゃんの成長や発育に欠かせないたんぱく質、
更にはDHAとアラキドン酸も母乳の範囲まで配合されています。
我が家で愛用しているのがコンビの除菌じょーずα。
忙しい子育ての時期は、
電子レンジ消毒が特におすすめです。
洗った哺乳瓶をケースに収納してレンジに掛けるだけ
の簡単さがとにかく有り難い!
そのまま保管して置けるのも助かります。
ちなみに私が出産した時に病院から頂いた品の中には、
哺乳瓶が1本含まれていました。
完母を検討している場合、
これを一旦緊急時の予備とすることも出来ると思うので、
病院に貰えるか確認してみるのも良いかも知れません。
必要だと思ったら買い足せますしね!
哺乳瓶選びのポイント
サイズ
新生児のうちはとにかくミルクの回数が多いです!
繰り返しているうちに、腕が地味に痛くなってきます…。
この痛さを予防する為にも、個人的には
最初の1本は軽くて小さいサイズをおすすめします!
基本的に大きな哺乳瓶には大きめサイズの乳首が
付属しているので、購入時によく確認しましょう。
初期は母乳実感哺乳びんの80mlが大活躍でした!
このサイズは新生児向け!等の目安もあるようですが、
我が家は全くそれには則らずに来ています。
他の人が聞いたら「まだこのサイズで飲ませてるの!?」
と驚きそうな時期まで80mlも愛用しました。
あくまでも重要なのは、
赤ちゃん本人が飲みやすそうかどうか
です!
目安は目安でしかないので、
赤ちゃんとよく相談して決めましょう!
乳首の素材や形状
乳首の素材には、主に
・シリコンゴム
・天然ゴム
・イソプレンゴム
の3種類があります。
シリコンゴム製
・匂いがなく丈夫で
・劣化もしにくい
・お手入れが簡単
少し硬めな素材なので、吸う力が弱い子や
母乳慣れしている子は苦手に思うかも知れません。
天然ゴム製
・柔らかめ
・哺乳力が弱い赤ちゃんに向いている
但しゴム特有の匂いがあるのが難点です。
イソプレンゴム製
・シリコンゴムと天然ゴムの中間のような素材
・シリコンゴムより柔らかめ
但しゴム特有の匂いが若干あるのと、
耐久性がシリコンより劣るのがデメリットです。
では、赤ちゃんに安定して飲んで貰う為には
一体どれを選べば良いのでしょう?
恐らく確実なのは、
「病院や使われていた乳首の素材と一緒の物を選ぶ」です!
慣れている物だと赤ちゃんも安心出来そうですよね!
また、乳首は硬過ぎると赤ちゃんが疲れやすく、
反対に柔らか過ぎるとミルクの流量が多いので
赤ちゃんがむせてしまうことも。
このあたりは、赤ちゃんの成長具合によるところなので
毎日よく様子を見てあげると良いですよ!
乳首の穴の形状には
丸穴・スリーカット(Y型)・クロスカット(X型)
があります。
ですが、これまた同じ丸穴でも
飲みやすそうにしている時もあれば
全然そうでない時もあったりと日によって様々。
その日の気分や体調によるのかも?
あまり目安に頼り過ぎず、実際の赤ちゃんの
飲み具合を見ながら検討していくと良いかも知れません。
ボトルの形状
ストレート形状の物やくびれている物、
スリムタイプなど色々な形がありますよね。
例えばくびれのあるタイプだと、
手にフィットして持ちやすく落としにくいです。
また、赤ちゃんとのお出掛けは荷物が多くなるので、
スリムタイプが圧倒的に便利!
というように、用途や使いやすさなどによって
使い分けるのもおすすめです。
母乳実感哺乳びんの80mlは軽くて小さいからか、
娘がいち早く自分で持ってくれて可愛かったです!
おすすめの哺乳瓶を紹介!
ピジョン 母乳実感哺乳びん
容量:80ml・160ml・240ml
可能な消毒方法:煮沸・電子レンジ・薬液
娘が一番愛用している哺乳瓶。
ラッチオンラインという、乳首をくわえる位置の
ガイドラインのような線があって、
子育て初心者でも目安が分かりやすいです。
乳首部分がとても柔らかく、他と比べても
娘は特に飲みやすそうにしていました。
ピジョン 母乳実感哺乳びん T-Ester
容量:200ml・300ml
可能な消毒方法:煮沸・電子レンジ・薬液
クリアで透明度が高いのできれいです!
私が哺乳瓶を用意する頃はまだ発売されておらず
後からアカチャンホンポに見に行ったのですが、
軽くて使いやすそうな印象でした。
ただ、大きめの容量しか無いので
安定して沢山飲むようになってからが出番かも?
chuchu スリムタイプPPSU製 哺乳瓶
容量:150ml・240ml
可能な消毒方法:煮沸・電子レンジ・薬液
新生児から卒乳まで、
乳首が1サイズで全月齢対応なのがお財布に優しい!
しばらくは、こちらの150mlをよく使っていました。
娘の飲む量との相性が良かったのが一番の理由です。
chuchu マルチフィット広口タイプ哺乳瓶
容量:160ml・240ml
可能な消毒方法:煮沸・電子レンジ・薬液
ミルクが染み出す事により、哺乳行動を促します。
また、吸う力に応じて流量が調節される
マルチフィット乳孔のシリコーンゴム製乳首が付いているのも特徴です。
こちらも新生児から卒乳まで、
乳首が1サイズで全月齢対応なのがお財布に優しい!
ビーンスターク 赤ちゃん思い 広口トライタンボトル
容量:150ml・240ml
可能な消毒方法:煮沸・食洗機・薬液
軽量で割れにくいのが特徴の哺乳瓶。
広口タイプなので、洗いやすさも◎!
但し、電子レンジによる消毒は変形や破損を招く恐れ
があるとの事なので、レンジ消毒を検討している方は
注意が必要です!
母乳実感哺乳びんに新たなパーツが登場!
産まれた頃から使っていて、思い出の詰まった哺乳瓶。
ピジョンの調査によれば、使用後の哺乳瓶を
「捨てずに取っておく」というママが、47%も居るのだとか。
私もいつまでも残しておきたい!と考えています。
そんなママたちに向けて、形を変えて残しておける
パーツが2023年8月7日(月)に発売されるそうです。
対象の母乳実感哺乳びん:
・2022年以降発売
(3代目母乳実感、母乳実感 T-Ester)
・2022年以前発売(2代目母乳実感)
全ての容量で使用可能とのこと
母乳実感パーツ ふた
消毒方法:薬液○
原材料:ポリプロピレン・熱可塑性エラストマー
耐熱温度:120℃
特長:
・食品や小物入れとして使える
・パッキン一体型のシンプル構造で洗いやすい
母乳実感パーツ ストロー
消毒方法:薬液○
原材料:
キャップ ポリプロピレン・熱可塑性エラストマー
ストロー飲み口 シリコーンゴム
ストローチューブ シリコーンゴム
耐熱温度:120℃
パーツ:ストロー飲み口・ストローチューブ
特長:
・お家でのストロー飲みに使える
・パッキン一体型のシンプル構造で洗いやすい
・パーツが3つだけと組み立てやすい
但し密閉性はありません。横向きにすると、
中身が漏れる場合もあり注意が必要です!
母乳実感パーツ ストローは、
プラスチック製哺乳瓶のみ使用可能です。
ガラス製に使用すると、落下した場合に
大変危険ですので使わないようにしましょう!
産まれたときから、赤ちゃんと一緒に過ごして来た哺乳瓶。
ずっと大切な思い出として残しておきたい方におすすめです!
まとめ
以上、哺乳瓶に関する様々な疑問についてまとめました。
最終的には赤ちゃん本人の飲みやすさが第一ですし、
大人が試してみるわけにもいきません。
いざとなったら買い換える覚悟で臨みましょう!
実際に使用してみると、親視点でも子ども視点でも
合う合わないが見えてくると思います。
最適な哺乳瓶を用意して上げられるお手伝いになれば嬉しいです!
最後までご覧頂き、ありがとうございます!