暑い夏や、何かと乾燥しがちな冬。
赤ちゃんにも出来るだけ水分を取って欲しい!
と考える方は多いと思います。
でも、何故か水や麦茶をあまり飲んでくれない…。
そんな悩みをお持ちの親御さんも居るのではないでしょうか?
我が家の娘がまさにそう…!
災害時の事も考えると、特に水はスムーズに
飲めるようになっていて欲しいものですよね。
特に水道水を飲めないと、
いざという時に困りそうです…
今回は我が家の経験談を踏まえつつ、
赤ちゃんが麦茶や水を飲みたがらない原因や
その対処法をまとめていきたいと思います!
こんな悩みや疑問についてまとめています
・水分が足りないとどうなる?
・赤ちゃんが水や麦茶を嫌がる理由を知りたい
・水や麦茶を飲んでもらうには?
水分を摂らないとどんな影響があるのか
人間の体重に占める水分の割合はどんなものかというと、
大人→約60%に対し、赤ちゃんはなんと70~80%!
水分は、
・生命維持や酸素、栄養分を運ぶ
・老廃物を外に出す
という重要な役割を担っています。
また、汗腺の数は生まれたときに決まっています。
体が小さな赤ちゃんの汗腺は大人よりも密度が高い
状態にあり、赤ちゃんは汗をかきやすいのです。
赤ちゃんの体から水分が出ていく量は、
体重あたりで考えると大人の約2倍。
つまり、大人よりも
水分バランスが不安定になりがち
という事になります。
そんな赤ちゃんに対して
・水分補給そのものの不足
・下痢や嘔吐
・夏で汗を多くかく
…等で、体からいつもよりも多くの水分が失われた
場合は、体に大きな変化が現れてきます。
いわゆる脱水の状態ですね…
特に乳幼児の場合は重症化しやすいので注意が必要です。
過剰に水分を与えすぎてしまうと、
下痢等の原因になる場合もあります。
様子を見ながら適量を飲ませるようにしましょう。
水分不足!赤ちゃんに現れるサインは?
水分不足の際に見られる主な症状は以下のようなものです。
・おしっこの回数、量が減る
・落ち着きがない
・唇や口のまわりが乾燥する
・不機嫌になる
・泣き声が弱々しい
・高熱が続く
・ぐったりしている
・意識がはっきりしない 等
熱中症を始めとした水分不足の状態は、
重度になると大人でも死に至るリスクがあります。
水分不足=危険性のある症状という事を、
周りの大人が認識しておく事も大切です。
特に乳幼児の場合、大人のように
・暑いと訴える
・自ら凉しい場所へ移動する
・水分を補給する
・服を脱ぐなど体温を調節する方法を取る
…等の暑さ対策が出来ません。
これはつまり、熱中症の危険度がより高いという事。
私たち大人が注意深く見守ってあげましょう!
あまりにもぐったりしている、反応が無いといった場合には
迷わず救急車を呼ぶ事も重要です。
赤ちゃんにおすすめの飲み物
まずは、赤ちゃんが飲むのに適している飲み物から
ご紹介していきます。
母乳・粉ミルク
産まれてから離乳食を開始する前あたりの赤ちゃんの場合、
水分補給は母乳や粉ミルクが基本となります。
当時、産婦人科で聞いてみたところ
母乳は欲しがるだけ飲ませて良いようです!
粉ミルクは1日に決められた目安量を飲ませる事になりますが、
水分不足が気になる場合は少々オーバーして飲ませてもOK。
娘も丁度乾燥が気になる時期だったので、
水分不足を心配して多めに飲ませていました。
白湯・湯冷まし
白湯とは、水を沸騰させ続けた熱湯の事。
煮沸状態になるので、
殺菌及び不純物を取り除く効果も期待出来ます。
そのままでは飲めない為、自然に冷ましてから飲みます。
湯冷ましとは、一旦沸騰させたお湯を常温に冷ましたものです。
不純物を取り除く為、蓋をせずに
沸かすのが良いようです。
赤ちゃんに与える場合、人肌と同じぐらいの温度がおすすめ!
ミルクをあげる時と同じですね!
カロリーや糖分が無く、赤ちゃんの水分補給にはもってこい。
赤ちゃんは冷たい水を飲みたくならないの?
暑いと冷たい飲み物の方が良いのでは?と
考えてしまいますが、赤ちゃんは大人に比べて
内臓も未発達の状態。
まだまだ繊細で下痢も起こしやすいので注意が必要です。
麦茶
何と言っても麦茶はノンカフェイン!
栄養はありませんがミネラルを多く含んでいます。
いっぱい汗をかいた赤ちゃんに麦茶を与えると、
水分と同時にミネラルを補給する事が出来ますよ。
ジュースはいつからOK?
娘もなかなかミルク以外を受け付けず、
「いっそジュースなら…」と考えた事も。
けれど、離乳開始前に赤ちゃんに安易に
果汁やジュースを飲ませると、ジュースの甘い味に
舌が慣れてしまいます。
結果として、甘くないと飲まない!…なんて
困った事になってしまう場合も。
そうなると、母乳やミルクの摂取量の減少や
離乳食拒否等、必要なエネルギーや栄養が不足してしまう事態も予想されます。
赤ちゃんにジュースを与えるのは、
「離乳食にも慣れた1歳以降に薄めながら少しずつ」
くらいがおすすめですよ!
ミルク以外飲みたがらない!原因は?
味が苦手
母乳やミルクには甘味があります。
赤ちゃんも慣れていて好きな味なので、
問題無く飲んでくれるでしょう。
一方で、麦茶等だと苦味が含まれている為、
慣れていない味を苦手に感じてしまい
上手く飲めないのかも知れません。
甘い物に慣れてしまった
果汁やジュースを飲み慣れてしまうと、
味の無いものや薄いものに抵抗を感じてしまう事が考えられます。
吸い口の形が気に入らない
まだスパウトマグで練習していた頃、
急に全く飲まなくなった事がありました。
麦茶が嫌になったのかな?と水に変えてみたりしましたがダメ。
そこで、ちょっと早いかと思いつつストローマグに
変えたところ、あっさり飲んでくれるように!
どうも飲みづらかったようです…
その後は中身に関係無く凄い勢いで飲むようになったので、
そんな事もあるんだな…と勉強になりました。
我が家での対処法
娘の為に我が家で試して来た事をまとめてみます。
私の場合、まずは
マグを拒否されても他で水分を摂れる状態にしておく
…という事を日々心掛けました。
とにかく水分は大事!
結果的に割と飲んでくれるようになって来た事もあり、
今は少し安心しています。
あくまで我が家の場合なので、
実際に試すかどうかは各ご家庭の判断でお願い致します!
遊びの中で水に慣れさせる
最初の頃は、マグをひっくり返そうが何をしようが
笑顔で見守りました。
とにかく水という存在に慣れてもらう事が先決と考えたからです。
まずは水を好きになってくれるのが一番!
偶然口に入ったりして、こんな味の物があるのだと
自然に知ってもらえたらなと。
結果として、今は抵抗無く飲んでくれていて助かっています。
実は、私はちょっと水苦手なので、
どうなるかドキドキしていました…
スプーンで飲ませる
マグでは飲まないけど、スプーンで根気強くあげると飲んでくれる事もあります。
永遠に飲むのでは?と思うくらい飲む事も…
親としてはちょっと大変な作業ですが、
これで水分不足を回避出来るなら安いものです!
飲み物を変えてみる
麦茶だったら水に、水だったら麦茶に変えてみると
意外と飲む場合があります!
その時の好みもあるのかも?
大人だってその時の気分で色々な物を飲みますよね。
赤ちゃんにもその時飲みたい物があるのだと思っています。
水分摂取の機会を増やす
コップに入った飲み物となるとなかなか口をつけない娘。
でも、ご飯の時のスープは何故かスムーズに飲んでくれます。
というわけで、
・離乳食には必ずスープメニューを用意
・米も少し雑炊風にして水分を摂らせる
等、離乳食の中で出来る限り水分を摂ってもらっています。
地道な努力ですが、便秘を予防する目的でも
こまめな水分摂取は欠かせません!
「これなら水分を摂ってくれる!」というきっかけを
日常的に何となく意識して探しておきましょう。
まとめ
以上、赤ちゃんの水分補給についてまとめてみました。
大人にとっても赤ちゃんにとっても、水分は不可欠なもの。
喉の乾きを自分で伝えられない赤ちゃんの為にも、
私たちが先回りして水分不足を回避させてあげましょう!
最後までご覧頂き、ありがとうございます!